売れ筋 高野山伝燈大阿闍梨・菅澤照真師開眼入魂「弁財天」 純銀製24金鍍金

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商品情報

◆ 高野山伝燈大阿闍梨・菅澤照真師開眼入魂
◆ 作者:津田潔志
◆ 材質:純銀(SV925)製24金鍍金
◆ 高さ:31mm
◆ 重さ:約25g



★ 歴史を動かした秘密の祈祷

源頼朝と有力武将たちが弁財天の前に集まり、秘密裏に呪いの儀式を行っていた史実をご存じでしょうか? 幕府公式歴史書『吾妻鏡』に記された真実とは?

記録では1182年4月5日となっています。まだ頼朝が鎌倉に御所を建てて間もない不安定な時期です。頼朝は北条時政、畠山重忠、土肥実平、和田義盛らを引き連れ、江ノ島を訪れます。表向きの理由は、頼朝の夢を実現するために、強い実現力を持つ弁財天(弁才天)を新たに祀り、開眼入魂の儀式を行うこと。弁財天に魂を込める開眼法要は、武将たち列席のもと厳かに執り行われました。鎌倉幕府を守っていくことになる強力な守護仏が誕生した瞬間です。命がけの戦いを勝ち抜いてきた武将たちは「運」を制御する重要性を実感していて、弁財天のような頼りになる神仏の力を積極的に活用してきました。

ところがこの日の会合には、もう一つ隠された目的がありました。吾妻鏡が機密事項として書いているのは、強大な軍事力と財力を誇る奥州の覇者・藤原秀衡を呪うこと。開眼入魂のあと、弁財天のまえで稀代の怪僧・文覚が鬼気迫る呪詛をはじめます。激しい読経の声、血走った目、ほとばしる気迫、凄まじい殺気、その場は異様な雰囲気に包まれました。

文覚は加持祈祷の名手として知られた僧で、平清盛を呪い殺したとして名声が高まっていました。その文覚が弁財天を加持祈祷の本尊とした事実は、まだ弁財天像の作例が少なかった平安時代末期に、すでにプロの世界では威力が知られていたことを示しています。

7年後、頼朝は奥州藤原氏を滅ぼします。そして1192年、征夷大将軍に任命されました。祈りは成就しました。


★弁財天が龍神の姿に!

江ノ島で弁財天の開眼法要に臨席した北条時政は、鎌倉幕府成立後に島にこもって深い祈りを捧げています。そのとき弁財天が出現したことが『太平記』に記されています。巻五に次の記述があります。

「鎌倉時代のはじめ、北条時政は江ノ島に参籠して子孫繁栄を祈り続けた。21日目の満願の夜、赤い袴を着た、威厳があって容姿端麗な女性が忽然と時政の前に現れて『子孫は永く日本の支配者となって栄華を誇るであろう。しかし正しい行いをしなければ七代以上続かない』と告げて去った。時政が姿を追うと、女性はたちまち二十丈(60メートル)もの龍となって海中に姿を消した。現れた跡を見ると大きな鱗が3つ落ちていた。時政は『所願は成就する!』と喜び、その鱗を紋にしようと旗に押しつけた。(北条家が家紋とした)三つ鱗の紋がそれである」

太平記は、北条家が七代を過ぎてもなお天下の権を握っているのは、このとき龍神の姿で現れた弁財天の御利益であると記しています。北条氏の血は現代に至るまで脈々と受け継がれています。


★ 人々を救った法力

弊社の弁財天を開眼入魂した菅澤師は、真言密教最奥の伝燈大阿闍梨(でんどうだいあじゃり)の位を持つ、潮音寺の住職です。
開眼とは心の眼を開き、魂を込めること。「性根」が入ることで、美術品でなく、持つ人を本当に守る守護仏になるのです。

高野山の伝燈大阿闍梨は学問研鑽行事である勧学会に何年も出仕して修学し、阿闍梨位についてから15年から20年を経て、約10年に1度しか行われない学修灌頂に入壇した僧侶のみが昇進できる位。学修灌頂は完全な秘儀ですが、高野山御影堂で弘法大師空海御影に直接接し、直弟子になるものといわれます。
伝燈大阿闍梨は、加行を終えた僧侶に密教の秘法を伝える伝法灌頂においては、大阿様として導師になる立場です。

そんな菅澤師ですが、助けを求める市井の人々の相談にのり、法力で大勢を救ってきました。師の加持祈祷は、受け手の方々を目の前にしている場合だけでなく、顔も見たこともない遠方の場合でも効果をあげています。雑誌「パワースペース」の特集で、「ガンを治す驚異の密教僧」として紹介されたこともあります。
また気さくで暖かい人柄を多くの人に慕われ、求めに応じて全国を飛び回ってきました。

菅澤師はまだ高校生だった頃、人生の転機となる神秘体験をしています。導かれるように川に入ったとき、目の前に太陽のようなものがあらわれ強烈な光に照らされたのです。その太陽はどこを向いても正面に見え、非常に心地良かったといいます。まだ正式に行に入る前でしたが、以後友人知人のため祈ってあげると、面白いように願いが叶うようになりました。

やがて高野山別格本山遍照光院前官・酒井真典師(高野山大学元学長)の弟子となり、高野山大学密教学科に学びます。級友たちは菅澤師がなにか口に出すと、話された内容が次々と実現してしまうと怖がったといいます。

3回生のとき、究極といえる体験をします。当時菅澤師は、なにかに呼ばれている気がして高野山奥の院(空海入定の地)に1日5回も通っていましたが、あるとき自分の中で過去・現在・未来が同時に整列し、不生不滅の意識そのものとなり、自他の区別のない慈悲の意志だけがある世界を体験したのです。この体験以後、菅澤師の法力はいよいよ強烈なものとなり、病者加持の祈祷を学ぶと凄まじい効果を発揮しました。新米だった菅澤師のもとに、当時の高僧等から病気平癒祈祷の依頼がきたほどです。

高野山大学を卒業したあとも、菅澤師は台密(天台密教)、チベット密教、神道、キリスト教、ユダヤ教、ヒンズー教を学びました。第二回シカゴ世界宗教者会議に参加したときは、ダライ・ラマ法皇に接見しています。

真言密教は富裕になることも、立身出世も、良き異性に巡りあうこともすべて肯定すると菅澤師はいいます。この身このままで悟りを開くと共に、繁栄、健康、成功、名声等の全てにおいて、自分自身の人生を完成させるものだといいます。過去でも未来でもなく、現在が大切なのであり、それで無ければ私達の人生とは何なのでしょうと説きます。

伝燈大阿闍梨が直々に開眼された弁財天は、大いなる飛躍をもたらすでしょう。


★ 優しい母のような弁財天

弁財天は財産や芸能上達をもたらす力で篤い信仰をあつめてきました。学問や智慧を司るヒンドゥー教の女神サラスヴァティーが仏教で信仰されるようになったのが弁財天で、『金光明最勝王経』はその力を「もし財を求めたなら多く得られる(若求財者得多財)」と説いています。悠久の歴史のなかで無数の人々が実感し、実際に豊かになり、そして深く感謝してきた力です。

原型師として名高い津田潔志氏が丹精込めて作り上げた弁財天は、暖かさと気品、そして心寄せる人をしっかり守る力強さにあふれています。

純銀製24金鍍金。ぜひこの機会にどうぞ。

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